パノムがお手伝いした土地有効活用の案件をご紹介!

2006年10月10日

社内コーディネーターを兼務した、事務センター開発

某生命保険会社をテナントとして誘致するプロジェクト。
用途は事務センターで中途解約ナシの20年契約、納得できる経済条件が提示されました。

しかし、特別注文があったのです。それは「間仕切りや設備機器もオーナー側の
甲工事で造って下さい」というオーダーメイド方式の要求でした。
保険会社の事務センターづくりは、会社側で保険事務、契約書の送付、保管倉庫、
代理店の教育、社員厚生、あるいは労働組合など様々な部門が関係するので、
社内で発注条件の一本化に苦慮するという特殊事情がありました。

その結果、「関係セクションの要望を聞き、貸し手側主導で上手に設計を
まとめて欲しい」という“オーナーの建物設計兼テナントの社内調整と内装設計”をする
変則なプロジェクトとなったのです。
設計者がテナントの総務部から依頼され、社内建設推進会議に参加し、しかも
オーナー代理として各セクションの要望調整を行うという妙な役です。

プロジェクトは成功しました。オーナー側としてはスケルトンオフィス賃貸の原則を貫き、
テナント内装工事の費用は別途収支として処理しため、経済的にも好条件の
賃貸借契約ができたのです。オーナー側が参加して決めた形がものを言い、労働組合
からの要望も控えめで、経営者からは大いに評価されるプロジェクトとなりました。

土地有効活用プロデューサーの政治的感性と建築設計技術が有機的に発揮できた
不思議なプロジェクトを体験しました。
テナント側の事情と条件を調整しつつ、オーナー有利な建設を進め、客観的にも
不自然さの無い契約を成立させるという、双方の立場で双方の利益を追求する方法が
もしかすると最高の開発手法なのかもしれません。



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